[ 2011/10/14 up]
2011の秋も京都へたくさんの外国人が いらっしゃ~い。
そんな思いで、マルチリンガルの先駆者、種田輝豊さんの『20ヵ国語ペラペラ』(実業之日本社)を読み直してみました。
これは昭和44年の定価380円の本ですが、中古本オークションでは相当な値段がついています。(大きな図書館だと蔵書がありますが借りられていることが結構ありますので、興味のある方は予約されることをおすすめします。)
あのデーブ・スペクターさんは自己紹介する時、「だいぶ すべったー」です、と言ったりしていますが、こういうセンスが「ペラペラ」レベルです( 私個人的基準)。(種田輝豊さんが話されているのを聞いたことはないので、このレベルかどうかはわかりません。)
この本の構成は、Ⅰわたしの語学人生 Ⅱ20ヵ国語上達の記録 Ⅲポリグロットのすすめ Ⅳ体験的速習術28項 で全241ページです。
高校1年から始まった20ヵ国語は学習した順に:フランス語・スウェーデン語・フィンランド語・ドイツ語・ロシア語・オランダ語・中国語・イタリア語・
デンマーク語・ノルウェー語・アイスランド語・ペルシャ語・トルコ語・スペイン語・ポルトガル語・ラテン語・チェコ語・インドネシア語・ルーマニア語・朝鮮語・アラビア語で、英語を足すと正確には21ヵ国語+ラテン語です。
(注:今は韓国語ということが多いと思いますが、当時は朝鮮語ということが多かったようです。)
お時間のある方は、これらの国の国旗を並べてみてください。同じような図柄に気づきます。同じようなということは
それらの国同士の関係が蜜であることを意味するのではないでしょうか。
実際これだけの言語をマスターしていれば、世界中どこに行っても言葉では苦労しませんね。
種田さんも言っておられますが、何か一つをマスターして、つながりのある言語に広げていくのがよさそうです。たとえばスペイン語ができれば、ポルトガル語・イタリア語・フランス語に広げていくのは割りと容易です。
いわゆる「芋ずる式」というヤツですね。
一つできれば、学習する型は同じですからね。文字と発音を覚えて、名詞の変化(しない言語もある)や、動詞の変化(しない言語もある)を覚えて、あとは動詞がくる位置をマスターするだけです。
〇〇が~する、〇〇は~です━の2パターンの直球があります。これが基本中の基本。それに過去だの、完了だの、未来だのという変化球がきます。野球だと、スライダー・シュート・フォーク・カーブ・シンカー・ナックルなどという変化球にあたるものです。
しかし「ペラペラ」レベルになるには、その国の文化・歴史・歴史上の有名人物などを知らないといけません。
これが難関で、1冊の本だけでこと足れりとはなかなかいかない。
テレビで「浦島太郎でして」と役者さんが言うのを聞いて、この人は浦島太郎という名前なのかと思ったとしたら、その外国人は日本語が「ペラペラ」といえるでしょうか。
外国語をたくさん覚えたからといって、それで人間がえらくなるわけではありません。
「英会話」ということばがありますが、何かおかしな言い方だと思われませんか?
日本人同士で、日本語会話をしよう!なんて言わないのに、なぜ外国人と話すとなると、とたんに「英会話」となるのでしょうね。英語で、映画や食べ物やファッションの話をするというだけのことですよね。
日本語でもちゃんと言えないのに、ましてや英語で話せるようになどなるはずがありません。
外国に興味を持てば持つほど、自分がいかに日本の中のことについて知らないか、を思いしります。
どの国にも、その国の人々が大切に思うことがあり、行事があります。外国語を学ぶということは、そういったことを学ぶことです。その意味で、種田さんがいろいろな国に興味を持ち、理解しようとされたかという点で、大変尊敬いたします。
ただし学習する目的意識をしっかり持ち続けていないと長続きしませんよね。
種田さんは、そこが凡人とは違うところなのでしょうね。
Ⅳ体験的速習術28項をイメージしていただけるよう、その項目の一部をご紹介します。
1どんなことばも、まず「入門書」から 2初歩の時代には、初歩の辞書を 3はじめての単語を絶対忘れない方法 4最初の千五百語の暗記はていねいに 5すぐ役にたつ五百の例文丸暗記 6ブロークンは敵 7単語集より自製のメモで 8会話の第一歩は「ひとりごと」 9効果絶大、落書のすすめ 10四回の「うるし塗り」作業で完全征服 11「少しずつ毎日」よりは「ガムシャラ→休み」方式
「バイリンガル」ってわかりますか?
南部の梅林を見に来たギャルでないことはあきらかです。
関西以外の方に念のため説明いたしますが、南部(みなべ)の梅林は和歌山県に
ある関西では最も有名な梅林です。
これは私の創作語ですが、「 倍音軽 」と書いてバイリンガルと読みます。
2ヵ国語を同時に軽快に話す(発音する)ことをいいます。
例えばスペイン語とポルトガル語を同時に話すことができる人です。
訓練すればできそうな気がします。すでに研究がひそかに進んでいるかも知れません。
将来的には、あの人は2ヵ国語を話すんだ、といえば、器用に英語とフランス語を同時に話す人をさす時代がくるのではないかと思っています。
カナダでモテモテになりますねぇ!
いっこく堂さんはもうできたかも
最後になりましたが、種田輝豊さんがマスターされた21ヵ国語を母国語とする
すべての国のお客様が、この3年間に京都プラザホテルにお泊りいただいております。
かなり国際的になってきつつあります。
今回はここまでにいたします。ありがとうございました。