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【観光情報】粟田神社~蹴上インクライン

京都観光情報|2022.04.01 UP


粟田神社~蹴上インクライン

 今回は、粟田神社と蹴上インクラインをご案内いたします。
 写真は3月28日時点の物で、桜は二分咲~五分咲でした。記事を投稿している4月1日には、概ね満開と見頃になっていることでしょう。

 粟田神社は京都盆地の東側、東海道につながる三条通りに面します。スサノオノミコト・オオナムチノミコトを主祭神としてお祀りされており、厄除けや病除け、また前述の東海道つながることから、旅行安全・守護の神としても信仰を集めました。
 このあたり一帯は粟田口と呼ばれ、平安時代より貴族や関白の別荘とともに、寺社の地として栄えました。平安後期には刀工として有名な三条宗近が神社北側に居を構え、稲荷神の化身の協力で打ったという小狐丸や、国宝に指定され東京国立博物館に所蔵されている三日月宗近もこの地で鍛えたとされています。江戸時代には、蹴上までの広い一帯で粟田焼という焼き物が作られ、一時は清水焼を凌ぐほどだったとも言われます。明治以降廃れてしまいましたが、現在は元の窯元により復興され伝統を取り戻しつつあります。


 三条通に面する参道です。岡崎公園や地下鉄駅から来られる場合は、こちらを通られることと思います。

 参道を抜けると、道路をはさみ鳥居と境内への参道があります。また、鳥居をくぐってすぐを左手へ進むと、刀工の三条小鍛冶宗近・粟田口藤四郎吉光、目一箇神を祀る鍛冶神社があります。

 階段を上がると境内です。境内へ入ってすぐ右手に社務所。正面に手水、宝物殿と小狐丸を打った際に協力したとされる稲荷神を祀られています。左手の境内奥には本殿があります。

 境内北側は開けており、京都市内を望むことが出来ます。さほど高い位置ではありませんが、平安神宮の大鳥居や、奥には五山の送り火の左大文字や船形を見ることが出来ます。

 蹴上インクラインは、明治維新後に琵琶湖疏水を建設するにあたり、琵琶湖と京都の舟運をつなぐために並行して建設されました。疎水による水力発電で得た電力をもとに、蹴上と岡崎疏水との落差36メートルをつなぐ線路として完成し明治24年(1891年)より運用されました。鉄道ではあるものの船を乗せる物であるため、現在の路線と比べると非常に線路幅が広くとられ、かわりにすれ違う反対車線との幅は狭くなっています。
蹴上インクラインは昭和53年(1948年)に運用を終了し、現在は産業遺産として整備され、桜並木の美しい公園として人気を集めています。

 南禅寺前の橋の上からの様子です。あいにくの曇り空でしたが、まん延防止等重点措置の解除と、桜の開花宣言が出たこともあり、多数の方が訪れていました。北側では疎水越しに京都市動物園を見ることが出来ます。

 インクライン線路上を登っていった様子です。写真では満開までまだまだといった様子ですが、十分にトンネル状の桜並木となっていました。満開ともなれば、より綺麗な様子を見せてくれることでしょう。

オマケの大鳥居と疎水です。こちらはまだ二分咲といったところでしたが、遊覧船の十石船が旺盛に行き交っていました。

 当ホテルから粟田神社までは、最寄りの九条近鉄前バス停より、市バス202系統に乗車頂き東山三条バス停で下車後、徒歩約10分です。インクラインまでは、粟田神社より徒歩約8分です。
また、地下鉄をご利用の場合は、京都駅より乗車頂き、烏丸御池で東西線に乗り換えた後、蹴上駅で下車して下さい。蹴上駅よりインクラインまでは徒歩約3分、粟田神社までは徒歩約7分です。

粟田神社:https://awatajinja.jp
蹴上インクライン:https://biwakososui.city.kyoto.lg.jp/place/detail/23


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